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ラグジュアリーヴィラの工事

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バリ島の高級リゾートが立ち並ぶジンバラン。 晴れた日には、ジャワ島からバリの山々、クタの空港までが見渡せる小高い丘の上に 新たに日本の大手ゼネコンによるラグジュアリー・ヴィラの建設計画が進められています。 造成工事が進められ、弊社は門の周りのバリのライムストーンの施工のお仕事を頂きました!    日本の会社とあって、安全に厳しい配慮があります。 インドネシア人の作業員にきちんとヘルメットをかぶらせ、慣れない靴を履いて 作業をしてもらうのはかなり至難の業でしたが、怪我もなく、現場は無事終了しました。 ライムストーン施工後、清掃。清掃中もヘルメットは着用必須。 石に汚れがつかないようにビニールで保護。 この現場が終わった後も、ホラス・インドネシアの工事現場では、作業員の安全を第一に 工事を行って行きたいと思います。 作業員の皆さん、ヘルメットと靴、ちゃんと着用してくださいね。

ゴージャス!な彫刻。

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真っ白な石に、シャープな陰影が美しい、ライムストーンの彫刻。     ジャワ島から届いた石材を、サイズに合わせて削っていきます。 実はこの石材、産地はジャワ島中部です。 ジャワ島からバリへ石材を運び、バリ島のギャニャール県、 主にバトゥブラン村の彫刻師によって彫られます。   バリ島で採れる石は、材質がとてもやわらかくて色もグレー。この石で彫刻を作り 庭先の噴水などに置くと半年もたたないうちに苔が生していい塩梅になります。 バリ産のサンドストーン、パラス・バリ。苔がきれいに生えます。 馬のモチーフ。バリ島の中でも馬が彫れる職人は数少ない。 いやいや、シャープな陰影がいつまでも輝いていてほしい! という方には、やはりジャワの白いライムストーンがお勧め。 そして、彫刻はバリの職人で。   バリの彫刻の職人が彫ると、陰影がとてもシャープで、光をきれいに表現します。 ジャワの職人が彫った彫刻。少し丸みを帯びたやわらかい感じ。 ジャワ島の彫り師は、少し丸みを帯びた彫刻が得意。 高さおよそ3メートルのレリーフは、全体のバランスを見ながら、ディティールを仕上げていきます。   陰影がとても美しい、バリの彫刻職人が彫った ライムストーンのレリーフ。 設置後、シリコン系のコーティング材で コーティングをしておくと、汚れがつきにくく 白さも長持ちします。 ホテルのエントランスやレセプション、 レストラン&バーの壁に使うと、とてもゴージャスです!

8年目、アニバーサリー

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PT.ホラスインドネシアの設立から、今月8月8日で8年を迎えました! スタッフと、8周年お祝いランチをしました。 思い返せばこれまでに沢山の方々に支えられ、応援していただいてきました。 気がつけば、8年。 常にエキサイティングに、自分自身も仕事を楽しみ、お客様にも喜んでいただける仕事を 目標にやってきました8年間。 これからのホラスインドネシアの目標は、更に楽しいことをやっていくことです! そして、お客様にももっと喜んでいただけるサービスを提供していきたいと思っております。 これからも、末永く ホラス・インドネシアをよろしくお願い申し上げます。  

夏休み終了!

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今年2015年は、イスラム教徒の断食明けのお祭り、イドゥルフィトゥリと ヒンズー教徒のお盆、ガルンガンがほぼ同時!?にやってきました。 バリ島の町中は、静かと思いきや、実はそうでもありませんでした。 ジャワ島から来ているイスラム教徒の人たちは、この機会に帰省します。 ジャワ島からこの休みを利用してバリ島へ観光に来る人たちもいます。 バリ人は、田舎へ帰ります。 そんなわけで、町はインドネシア各地から観光に来た人たちのマイカーでごった返し でも、お土産店や食堂はあまり開いていない。という奇妙な現象が起こりました。 年々、休み中でも開店している店舗は増えていますが 特に、弊社ホラスのような、建築関係の仕事の人はほとんどの人たちが帰省してしまいます。 7月ももう末。 そろそろ、本格的に稼動する頃です。 来年のイドゥルフィトゥリに向かって、また頑張ります。

人形の家、完成。

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昨年からオーナーさん直々にコンセプトデザインを手がけた 人形の家、完成しました! 人形の家、とは、まるで人形が住んでいるようなデザインの住宅なので 私が勝手につけた名前ですが。。。 瓦に5色の色を使い、テラスはアルコーブのアクセントがつき、なんとも独特な雰囲気の プライベートハウスです。   母屋の1階部分はダイニングキッチンと、オーナーのアトリエ。 床はクラシックなセメントタイルを使って、コロニアルな 雰囲気に仕上げています。 階段を上ると、開口部を大きく取った2階のテラスから 広々としたライステラスが広がる風景が目に入ります。 リビングルームは、天井吹き抜けと、ロフトがあって 小さいお部屋でも広々と開放的な 空間になりました。 オーナーの寝室。 ドアや窓、フローリングはチークをふんだんに使用した 贅沢でナチュラルな空間。 窓から入る田んぼのそよ風が気持ちいお部屋になりました。 キッズルーム。 きちんと勉強も出来るように、勉強机の上には ライトも完備。 ハナレのゲストルーム。 当初はシーリングを張る予定だったけど 屋根の構造が気に入られて、急遽、吹き抜け天井に 変更! 真っ白なお部屋に、蛍光オレンジのペンダントランプが アクセントになっています。 オーナー様ご自身が、美大出身で、デザイナーでもあるので、 家のデザインには細部にわたってこだわってつくりました。。。 完成して、とても気に入っていただけた様でほっとしています! ありがとうございました。

木材のウォッシュボウル

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木材で、ウォッシュボウルを製作してみました。 日本では、杉や檜などの洗面、バスタブなどは昔からある木材製品ですが インドネシアでそれを木工屋に頼むと、できるはずないと断られて来ました。 しかし、やっと最近作ってくれる人が見つかり、試作品を作ってもらいました! 材料の木材は、インドネシアの一般的なチークのラミネート材で。 ずっしりと重く重厚感のある光沢が高級感があります。   パイン材で、木目がユニーク。フィンガージョイントで組み立ててもらい スクエアでミニマリズムデザインの洗面を作ってみました。  こちらもパイン材ですが、色目がブラウン調のもの。 どちらの パイン材も、仕上げにクリアラッカーで仕上げています。 パイン材アメリカからの輸入木材で、これまでのインドネシアにある木材には無い明るい色調と 木目が特徴ですね。ダーク調が多い中、違うデザインや色をお探しの方にぴったりのアイテムです! お問い合わせ、ご注文は HORAS INDONESIA まで。  

ライムストーンのレリーフ

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バリ島のバトゥブランという村は、石材彫刻で有名です。 インドネシア国内で石材彫刻で有名なのは、バリ島とジャワ中部ジョグジャカルタ。 ジョグジャカルタ近郊には、世界遺産の仏教遺跡ボロブドゥール遺跡や、ヒンズー教寺院の プランバナン遺跡があります。これらの遺跡には沢山の彫刻が施されています。 ボロブドゥール遺跡に彫られたレリーフ。エッジのラインは丸みを帯びてなめらかでやさしい彫刻。 マテリアルは、近郊の活火山メラピ山の噴火で出た黒っぽい火山岩、インドネシアでは チャンディ・ストーンと呼ばれる石材を彫ってつくっています。 ジョグジャカルタの彫刻は、全体的に丸みを帯びた柔らかい雰囲気の彫刻が特徴です。 バリ島の彫刻。エッジのラインがシャープなので、陰影がはっきり。 バリ島の石材彫刻は、主にバリ島中部ウブド近郊の川底で取れる砂岩、パラス・バリを使って彫られていました。パラス・バリはちょっと見ただけだとセメントの塊のような灰色をしていて とても柔らかいのが特徴です。 しかし、近年では中部ジャワ産のホワイト・ライムストーンをバリ島へ運び、バリ島で彫られた バリ島産の砂岩で掘られた神様の彫刻。 彫刻に人気があります。  日本の方に人気があるの はこのホワイト・ライムストーンをバリで彫った石材彫刻。 白い石に出来る陰影がなんともエレガントです。 バリ島の神々は、こんな感じの勇ましいものが多い。 蓮の花とプルメリア、鳥をモチーフにしたレリーフ。バリ島の代表的なレリーフ。 今回は、日本のホテル用に、ペガサスと白鳥、南国の花々を取り入れたデザインのレリーフを製作中です。 実は、職人には得意分野がそれぞれあり、一枚のレリーフに何人もの職人が彫り上げます。 特に、今回の難題はペガサス。 通常、バリ島でよくリクエストされるモチーフは、ロータス、プルメリア、ハイビスカスなどの植物と その植物にアクセントで加えられる鳥たち。 これらのモチーフは、バリ島の職人の中では定番のアイテムです。 まずはスケッチを石に描いていき、石の継ぎ目を考慮しながら構図を確認します。 馬のモチーフというのは、神々を載せた馬車を勢いよく引っぱる馬、戦いの中の馬 が、バリ島の神話のなかでは代表的です。 しかし、