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4月, 2015の投稿を表示しています

木材のウォッシュボウル

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木材で、ウォッシュボウルを製作してみました。 日本では、杉や檜などの洗面、バスタブなどは昔からある木材製品ですが インドネシアでそれを木工屋に頼むと、できるはずないと断られて来ました。 しかし、やっと最近作ってくれる人が見つかり、試作品を作ってもらいました! 材料の木材は、インドネシアの一般的なチークのラミネート材で。 ずっしりと重く重厚感のある光沢が高級感があります。   パイン材で、木目がユニーク。フィンガージョイントで組み立ててもらい スクエアでミニマリズムデザインの洗面を作ってみました。  こちらもパイン材ですが、色目がブラウン調のもの。 どちらの パイン材も、仕上げにクリアラッカーで仕上げています。 パイン材アメリカからの輸入木材で、これまでのインドネシアにある木材には無い明るい色調と 木目が特徴ですね。ダーク調が多い中、違うデザインや色をお探しの方にぴったりのアイテムです! お問い合わせ、ご注文は HORAS INDONESIA まで。  

ライムストーンのレリーフ

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バリ島のバトゥブランという村は、石材彫刻で有名です。 インドネシア国内で石材彫刻で有名なのは、バリ島とジャワ中部ジョグジャカルタ。 ジョグジャカルタ近郊には、世界遺産の仏教遺跡ボロブドゥール遺跡や、ヒンズー教寺院の プランバナン遺跡があります。これらの遺跡には沢山の彫刻が施されています。 ボロブドゥール遺跡に彫られたレリーフ。エッジのラインは丸みを帯びてなめらかでやさしい彫刻。 マテリアルは、近郊の活火山メラピ山の噴火で出た黒っぽい火山岩、インドネシアでは チャンディ・ストーンと呼ばれる石材を彫ってつくっています。 ジョグジャカルタの彫刻は、全体的に丸みを帯びた柔らかい雰囲気の彫刻が特徴です。 バリ島の彫刻。エッジのラインがシャープなので、陰影がはっきり。 バリ島の石材彫刻は、主にバリ島中部ウブド近郊の川底で取れる砂岩、パラス・バリを使って彫られていました。パラス・バリはちょっと見ただけだとセメントの塊のような灰色をしていて とても柔らかいのが特徴です。 しかし、近年では中部ジャワ産のホワイト・ライムストーンをバリ島へ運び、バリ島で彫られた バリ島産の砂岩で掘られた神様の彫刻。 彫刻に人気があります。  日本の方に人気があるの はこのホワイト・ライムストーンをバリで彫った石材彫刻。 白い石に出来る陰影がなんともエレガントです。 バリ島の神々は、こんな感じの勇ましいものが多い。 蓮の花とプルメリア、鳥をモチーフにしたレリーフ。バリ島の代表的なレリーフ。 今回は、日本のホテル用に、ペガサスと白鳥、南国の花々を取り入れたデザインのレリーフを製作中です。 実は、職人には得意分野がそれぞれあり、一枚のレリーフに何人もの職人が彫り上げます。 特に、今回の難題はペガサス。 通常、バリ島でよくリクエストされるモチーフは、ロータス、プルメリア、ハイビスカスなどの植物と その植物にアクセントで加えられる鳥たち。 これらのモチーフは、バリ島の職人の中では定番のアイテムです。 まずはスケッチを石に描いていき、石の継ぎ目を考慮しながら構図を確認します。 馬のモチーフというのは、神々を載せた馬車を勢いよく引っぱる馬、戦いの中の馬 が、バリ島の神話のなかでは代表的です。 しかし、